入学試験について
心理学コースの入学試験は,文学研究科の入学試験に則って行います。修士の場合,試験科目は筆記試験(心理学・英語)と口述試験の2段階です。出願時に研究計画書を提出します。博士の場合,筆記試験は英語のみです。出願時に限りませんが,大学院で行いたい研究について,希望する担当教員と相談しておいた方が良いでしょう。
文学研究科は日本臨床心理士資格認定協会の指定大学院ではありません。早稲田大学では人間科学研究科が指定大学院となっています。
研究環境
文学部戸山キャンパス32号館の2階・3階の一部(事務室・心理学教室),32-2号館(動物実験室),および36号館7階(赤松記念室)が心理学教室の管理するフロアとなっており,そこで実験・研究を行います。各心理学教室の位置は,上部メニューの「アクセス」ページよりご確認ください。32号館心理学教室にはワンウェイミラーを設置した面接用実験室・ERP(事象関連電位)実験室,赤松記念室にはプレイルーム(乳幼児観察用)・防音室もあります。また,各研究室にて,生理指標測定装置,脳波測定装置,アイカメラ,3次元位置測定装置などを所有しています。
カリキュラム
心理学系の授業では,ゼミのほか,精神病理学,神経生理学,数理モデルがレギュラーの授業として開講されています。さらに,毎年学外の著名な研究者を招いて心理学特論という科目も開かれています。この特論は心理学だけに限らず,幅広い分野の先生をお招きしています。
先輩たちはこんな修論を書いています
- SNSにおける自己開示に及ぼす要因の研究(藤野研)
- 食品のリスク認知の研究―描画法とプライミング法を用いて―(竹村研)
- 運動制御理論を背景にした失語症患者の調音運動の検討(福澤研)
- 消費者行動の仮定に基づくRF分析とそのID-POSデータへの適用について(豊田研)
- 母親の視線の有無が乳児のStill-Face効果に与える影響の検討(大藪研)
- パーキンソン病患者の表情と視線方向の認知に関する研究(福澤研)
- 単語の出現頻度効果〜カテゴリー判断課題における出現頻度効果はどのようなプロセスで生じるのか〜(日野研)
- 再来店までの日数を幾何分布で表現した項目反応理論による顧客ロイヤルティ測定法(豊田研)
- いじめ場面での第3者に対する親密性・状況規範の影響について(藤野研)
- 就職活動を経験することによる特性的自己効力の変化(松本研)
- 筋のばね特性を考慮した位置知覚モデルの検討(福澤研)
- 心配に対するマインドフルネス呼吸法の効果の検討(越川研)
博士論文はこちらから検索ができます。
■早稲田大学リポジトリ