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大学学部
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どうやったら、心理学コースに入れますか
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心理学コースに入るには、まず文学部に入学する必要があります。文学部では2年進級時に専門コースに分かれますが、希望のコースに配属されるかどうかは 1 年次の学業成績に基づきます。心理学コースは文学部の中でも人気の高いコースの一つですが、1年次に真面目に勉強すればほぼ希望通りに進級できますから過度に心配する必要はありません。
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心理学は数学が必要と聞いたのですが、数学が苦手だと心理学コースは難しいでしょうか
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大丈夫!統計の授業でも、高度な数学の知識を前提としていません。分析はソフトウェアが実行してくれるので、授業に計算力が要求されることもありません。心理統計で重要なのは、数式そのもの計算よりも統計手法の意味や結果を正しく解釈することです。大学院生に補助を受けたりクラスの友達と助け合ったり して 先輩たちは問題なく授業を履修しています。
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カウンセリングに興味があるので臨床心理学だけ勉強したいのですが
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どの大学に行っても、最初からカウンセリングの実践学習ができるわけではありません。むしろ学部では、心理学の基礎を幅広く身につけることが重視されます。カウンセリングに興味がある場合は、その上で、臨床心理系の勉強を行うことが重要です。本コースは心理学の基礎と応用の両側面を学習するカリキュラムとなっており、公認心理師資格取得に焦点化したカリキュラム設計にはなっていませんが、同資格取得の受験要件となっている大学における必要な科目の多くが用意されており、足りない部分を他学部聴講することで、学部で必要とされている要件を満たすことができます。
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心理学コースを卒業すると、専門的な知識を生かした心理関係の職業に就くことができるのでしょうか
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残念ながら、答えはほとんどの場合にNoです。毎年数名程度は、家裁調査官・法務技官・地方公務員など心理学を生かした職場に就職しますが、大部分の学生は、一般企業に就職しています。なぜなら、カウンセラーなどの高度な専門職に就くためには、大学院へ進学してより深い知識を学び、少しずつ現場経験を積んでいくことが必須になるからです。ですから、もし将来的にこういった専門的な仕事をしたいならば、大学院への進学を考える必要があります。もちろんその場合でも、学部生時代に心理学コースにおいて学んでおくことは大きなメリットになりますし、受験を視野に入れるなら学部の時に指定されている科目を履修しておく必要があります。
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一般企業に就職する場合に、心理学コースで学んだことは有利になるのでしょうか
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一概に他のコースと比較することはできませんが、心理学コースを卒業すると以下のようなスキルが身に付き、結果としてこのようなスキルが求められる職種への就職に有利に作用するでしょう。
・論理的 、客観的な思考を学ぶことができるので、簡潔で説得力のある企画書や報告書を書く力が身に付く。
・授業の中で研究成果を発表する機会が多数設けられているので、プレゼンテーションの経験を積むこともできる。また、パワーポイントなどを使うスキルが向上する。
・統計解析の実習を通じて、単に集計して平均点を計算するのとは一味違った、より高度なデータ分析ができるようになる。
・様々なアプローチによって心について知見を深める中で、自己や他者をよりよく理解することができるようになる。
・ゼミを通して同級生、先輩、先生と親交を深める中で、礼儀や社会性が身に付く。
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大学院 |
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文学研究科の心理学コースで臨床心理士や公認心理師の資格は取れますか
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臨床心理士は民間資格であり、臨床心理士資格試験に合格するとなることができます。文学研究科の心理学コースは 指定大学院 ではありませんので、修士課程を修了しても臨床心理士の受験資格を得ることはできません。早稲田大学では人間科学研究科が 指定大学院 となっています。一方、国家資格である公認心理師の受験資格に必要な大学院の単位については、他学部聴講制度を利用することで取得することは可能です。
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現在社会人です。フルタイムで仕事を続けながら大学院を卒業することは可能ですか
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修士課程では、通常2年間で32単位の授業を修得した上で必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び最終試験に合格しなければなりません。また、研究上データ収集や実験を行うことも必要です。授業や実験は平日の日中に行われることがほとんどです。このことから、フルタイムで働きながら修士課程を修了するのは実質不可能でしょう。
博士後期課程では、指導教官のアドバイスの基、自主的に博士論文を執筆することになります。 したがって 、博士後期課程の場合は、フルタイムで仕事を続けながらコースを修了することは可能です。その場合は研究・論文執筆の為の時間を十分確保できるよう仕事量などを調整する必要があるでしょう。
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他大学出身ですが入学選考の際不利になりますか
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文学研究科心理学コースでは、他大学出身だからというだけで入学選考時に不利になることはありません。しかしながら、大学院入試に合格するには心理学コースの大学院生として求められる一定レベルの学力(心理学・英語・統計など)を有していることが必要になります。また、大学院では指導教官と密接なやりとりをしながら研究論文を仕上げることになります。 内部進学の学生の場合は指導を希望する教官の研究内容が自身の興味とマッチしていることを把握した上で進学を希望する傾向があります。他大学出身の場合は、事前に研究したいテーマについて指導を希望する教官にメール等で相談をすることをお薦めします。
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他学部の出身ですが心理学コースに進学したいです
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文学研究科心理学コースに入学する学生のほとんどは学部時代に心理学を専攻しています。しかしながら、他分野を専攻した学生も若干名ながら入学しています。他学部出身の学生が入学した場合、心理学の研究に必要な知識を補習するため、大学院の授業と並行して統計学や実験演習など学部の授業を履修するケースが多いです。このことから、学部で他分野を専攻した学生は、心理学を専攻した学生に比べ修士課程修了までの期間が半年〜1年程度長くなる可能性があることを考慮しておいたほうがいいでしょう。
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